子どもを望むなら、パートナーと協力してお互いを思いやって…。
なんて理想通りにいけばいいのですが、なかなかそうならないのが現実です。
そのもやもや、イライラはあなただけが感じているのではありません。
現在妊活中の方、これから妊活に挑む方!もし、ストレスを感じているのなら
このページをぜひ読んでいってください。
①妊活中のストレスはどんな影響があるのか?
私たちも「ストレスを感じていては妊娠しづらいのでは?」と感覚的に知っているように思います。
実はこれは正解なんです。
仕事などで受けるすべてのストレスも含めて、どんな影響があるのか見てみましょう。
身体的な影響
脳がストレスを感じ取ると、ホルモンを司る下垂体に「ホルモン分泌の命令」を出します。
さらに下垂体は副腎ホルモンへ「ストレスホルモンを出せ」と命令。
このストレスホルモンを出すおかげで外部からのストレスから身体を守ろうとするのです。
しかし、その一方で常に一定のバランスを保っていた他のホルモンの働きが
崩れてしまいます。
そう!その中に妊娠するために分泌されるホルモンも含まれています。
つまり、身体が過度なストレスを受けると「妊娠どころではない!身体を守らなければ!」
と妊娠するためのホルモン分泌の働きが落ちるのです。
すると妊娠しにくいのはお分かりですよね?
ホルモンバランスって聞いたことありませんか?これが崩れることで様々な不調が
感じられるでしょう。
もちろんこれは女性に限った話ではありません。
男性も過度なストレスを感じることで、元気な精子を作るホルモンのバランスが崩れます。
男性にも女性にも過度なストレスは妊活の大きな壁となってしまうのです。
精神的な影響
仕事で疲れている、嫌なことがあった、今日は気分じゃない…。
妊活世代はどうしても公私ともに忙しい方が多いですよね。
その分多くのストレスを受けると思います。
妊活しよう!と頭ではわかっているのに、身体がついていかない。
なんて方も多いのでは?
ストレスは身体に直接影響もありますが、精神面で影響を受けることも無視できません。
精神的なストレスが多ければ、妊活を辞めたくなるでしょう。
パートナーとの関係もギスギスしてしまうかもしれません。
男女別!妊活中のストレス事情
グラフを見ると、妊活中は女性の方が8割強、男性の方が6割ストレスを感じたのがわかります。
では妊活中のストレスとは具体的にどんなことがあるのでしょう?
今回は女性がストレスを感じやすい事。男性がストレスを感じやすい事。
に分け、具体的な例を用いて見てみましょう。
女性の事情
①なかなか妊娠しない焦り
自分より遅く結婚した人からの懐妊報告であったり、周りの人に急かされたり
心無い言葉をかけられたりすると、イライラしてしまいますよね。
➁ネガティブになる自分への自己嫌悪
毎月生理がくると、自分はちゃんと妊娠できるのだろうか?自分はダメな人間なのだろうか?
など不安定な気持ちになります。
③努力と結果が結びつかない
妊活は大変です。仕事やプライベートを調整したりと、かなりのエネルギーを費やします。
こんなに頑張ってるのに何故⁉と怒りさえ覚えます。
④妊活と仕事の両立
仕事が忙しく、なかなか妊活の時間が取れない方も現代では多いですよね。
職場で「妊活してます」と宣言できる風潮になってきていますが、
まだまだ改善の余地はありそうです。
⑤一日中、妊活のことを考えてしまう
私もそうでした。何をしてても妊活を考えていて、ほかの事が全く手につかない。
自分をどんどん追い詰めてしまいます。
⑥パートナーの無理解・妊活の認識がズレている
妊娠・出産に関して、まだまだ女性が主体となった考え方は根強く残っています。
パートナーがなんだかやる気がない、話も上の空でなかなかうまくいかない。
という方も多いようです。
⑦妊活の費用・経済的負担
妊活にはお金も必要です。特に不妊治療は人工授精で1回1~3万円。体外受精や顕微授精では
1回20万~70万円の負担が生じます。しかも1回でなく、複数回になる可能性があります。
これは精神的にかなりの負荷がかかるでしょう。
男性の事情
①妊活のプレッシャー
パートナーから「今日排卵日だから頑張ってね」などと言われるとプレッシャーでつらい
行為がただの作業という感じで、さらに「早くして」「まだなの?」など心無い言葉が刺さる。
➁パートナーに生理がくるとどう接していいかわからない
生理=今月は授からなかった。ということで、落ち込むパートナーにどのような言葉をかけるか、
考えてしまいますよね。毎月そうなると家の空気が…ストレスになりそうです。
③努力と結果が結びつかない
2人で妊活を頑張るカップルでなかなか授からないと、どうして⁉と煮詰まってしまいますよね。
これは女性の事情と一緒です。
④妊活の費用・経済的負担
女性の事情と一緒です。不妊治療を受けているとなると、経済的圧迫は相当なストレスでしょう。
7つのストレス対処法
女性や男性がどんなことを主にストレスに感じているか知ることができました。
今これを読んでいる方は当てはまる項目はありましたか?
イライラの原因はこれだ!と分かっただけでも、なんとなく頭がすっきりしますよね。
では、妊活ストレスの対処法を調査しまとめましたので、見てみましょう。
7つのストレス対処法 |
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①パートナーと気持ちを共有する・たくさん話をする |
➁仲の良い友人に相談する |
③趣味や仕事に打ち込んでみる |
④排卵日以外にもセックスをする |
⑤親族に相談する |
⑥いつもと違う体験をする |
⑦カウンセリングを受ける |
1人で抱え込まないで2人で進んでいこう!
一番解決法として多かったのが、①パートナ-に相談&話をするでした。
まずは、2人の足並みチェックです。方向性はあっているか、温度差はないか、今どんな気持ちなのか、
何を考えているのか。たくさん話してください。私は妊活でつまずいてから、ほぼ毎日パートナーと
話をしました。
時には周りに頼ろう!
➁の仲の良い友達に相談する⑤親族に相談するもいいと思います。普段と違うあなたを周りも
きっと気にかけています。話すと気が楽になりますし、周りも協力体制になるのは
とてもありがたいことです。
気分転換が大事!リフレッシュしよう!
妊活のことを忘れて、仕事や趣味に没頭する時間はとても有意義です。
また旅行や、ちょっといつもと違うことをしてみる、贅沢なご飯を食べるなど
普段頑張っている自分を労りましょう。
妊活のタイミングだけセックスするのでなく、肩の力を抜いて、ゆっくりセックスの時間を
作ることも大切です。
生殖心理カウンセラーに相談!
生殖心理カウンセラーとは、不妊や生殖に関わることで、心理的に困難を抱える方たちに
カウンセリングなどの支援を行う方の事です。一般のカウンセラーとの違いは、生殖心理の有資格者
であり、生殖医療・不妊に精通しているところです。
もし、誰にも相談できる人がいない。全く知らない人になら相談できる。プロに相談したい。
という希望があれば、一度調べてみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事は、私が「妊活うつ」になりかけた時に、調べに調べた内容です。
私は解決法①のパートナーと話しをする。で8割のストレスは軽くなったと思います。
そこからは山あり谷ありでしたが、何があっても気持ちは何とか沈みませんでした。
もし、今悩んでいる方がココにいらっしゃるなら、少しでもこの記事が
役立ってくださると、とてもうれしいです。